不法居住者から、犬23匹を救出 引き取り手を受付中

 クイーンズ区フラッシングのアパートから2日、不法居住者が飼育していたとみられるマルチーズ犬23匹が救出され、動物シェルターで保護されていることが分かった。
 デイリー・ニュースによると、この犬たちは無断で居住していた人々を立ち退かせる際に同アパートの所有者が敷地内で飼われているところを発見し、市内の動物シェルター「アニマルケア&コントロール・オブ・NYC」へ引き渡したという。
 23匹の中には誕生後間もない子犬9匹が含まれており、現在も同シェルターのスタッフが世話をしている。
 マルチーズ犬は小型で愛らしく、ニューヨークのような都会のアパートで飼うペットとして人気があるため、今回救出された犬は不法居住者が売買目的で飼育していた疑いも出ている。
 同シェルターでは母犬から離れることが可能な子犬13匹の里親を探すため、引き取り希望の申請をオンラインで受け付けている。また、申込者はシェルター側と面談をする必要があり、里親となり引き取る際には75ドルの手数料がかかるが、犬の不妊手術と予防接種及びマイクロチップの装着はシェルター側が負担して行うという。

photo: PublicDomainPictures