グリークヨーグルトの魅力を味わう  「Nouno‚s Creamery」

ソースが底に入っているタイプは“やさしく”かき混ぜながら食べるのがおすすめ。グリークヨーグルトならではの、クリームチーズのような舌触りを楽しみながら食べよう


 可能な限りの手間をかけて味や品質を保持するために少量生産にこだわり、ギリシャの伝統的なヨーグルトの味を届けたいという思いで、ジョン・ベレシスさんとスティーブン・イオアノウさんにより誕生した「ノウノス・クリーメリー」。特徴はその製造方法。一般的にヨーグルトは乳製品を温め発酵させて作るが、グリークスタイルはそこからさらに「水切り」という行程を踏む。ヨーグルトを綿袋などに入れて水分を取り除くため、濃厚な味ともっちりとした口当たりのヨーグルトが生まれるという。また、栄養素も凝縮され高タンパクとなるため、良いこと尽くし。
 ニューヨークのサウスハンプトンで生産されているノウノスの基本的な材料はとってもシンプル。農場でとれた新鮮な牛乳と、ベレシスさんの家に先祖代々伝わる〝ヨーグルトをつくる菌〟のみ。瓶入りで、5種類のフレーバーがある。「フォレスト・ベリーズ」には、小さな粒状のいちご、ブルーベリー、ラズベリーソースが底に入っており、ヨーグルトとソースの量が絶妙で程よく甘い口当たり。「フィグ・オレンジ」こちらも底にソースが入っているタイプで、濃厚で甘いイチジクとオレンジの風味が味わえる。「ブルーベリー・ブレンド」は、すでにベリーとヨーグルトと混ざっており、淡いブルーベリー色の涼しげな見た目。ブルーベリーの粒を感じられる舌触りで甘さと酸味を楽しめる。バニラ好きには「バニラビーンズ・ブレンド」がおすすめ、バニラビーンズの持つ独特の甘い香りをヨーグルトと共に味わえる。正統派、蜂蜜など自分のお気に入りと混ぜて食べたいという人には「クラシック・プレーン」を。ちなみにギリシャでは、ヨーグルトにハチミツとクルミを加えると、〝強力な媚薬になる〟と言われているそうな。
 掌サイズの瓶の中には、伝統的なレシピと製法で丹念に作り上げられたグリークヨーグルトの魅力が詰まっている。朝食のお供に、小腹が空いた午後のおやつに、ディナータイムのデザートにも、どんな時でも重宝しそうなノウノスをお試しあれ。ゼイバーズやアーミッシュマーケットで購入できる。

作り手のジョンさん(右)と スティーブンさん



Nouno’s Creamery
www.nounoscreamery.com
photo: Nouno’s Creamery