米国では妊娠してから加入できる保険は少ない、または保険料が高いということが問題とされてきた （photo: TawnyNina）
ニューヨーク州議会は18日、米医療保険制度改革（通称オバマケア）において、「妊娠」も“特別な人生イベント”の１つとして指定加入期間以外での保険加入を認め、また同州が全米で妊娠を特別理由として法で定めた最初の州となった。
オバマケアにおいては、大人も子どももオープンエンロールメントと呼ばれる指定の加入期間内に必ず加入しなければならない。また同時に、住所移転、出生、出産、結婚、離婚、出所などの認められた人生の項目については、この期間以外でも加入することができ、スペシャルエンロールメントとして期間や日程などは各州が独自に定めている。「妊娠」は法で定められたこの項目に含まれていなかった。
長らく米国の頭痛の種となっていた医療保険制度の改革では、オバマケア実施における被保険者と保険会社の双方の利益を考慮するため、米政府は慎重に議論また必要な変更を加えてきた。
日本人にとってはビザのステイタスによっても加入条件は変わるなど変更も多いが、本人が責任を持って安全な生活を営む権利と義務を模索しなければならない。
