ニューヨーク市公園局はこのほど、今年の海水浴シーズンを1週間延長することを発表した。市の海水浴場は例年、9月の第1月曜日にあたるレイバーデーを最後に遊泳終了となるが、同局の新年度予算が68万7000ドル(およそ8510万円)に引き上げられたため、今年はこれを9月13日まで延長することになったという。
公園委員会会長を務め、海水浴シーズンの延長を議会に提案したマンハッタン区選出の民主党市議会議員マーク・レバイン氏は、「ニューヨーク市の9月は年々暑くなっている」と延長の必要性を語った。
海水浴場利用者や周辺の商店は、シーズン延長の発表に喜びの声を上げている。商店は数日間の延長でも売上が大きく上昇するため、海水浴場の近くで商店を営むオーナーは「天気が良ければ、間違いなく商業的に好ましい効果が得られるだろう。1週間の延長はわれわれにとってボーナスだ」とデイリー・ニュースのインタビューに答えている。
レバイン氏はこれ以外にも、9月14〜30日の間は海水浴場を週末のみオープンすること、また海水浴場と同様に市営プールの営業期間も延長する案を提出していたが、これらは可決されなかった。