人気バーが閉店の危機 リカーライセンスの更新却下

 マンハッタン区ミッドタウンにある人気バー「プラーナ」が、新しいリカーライセンスを取得できず、このままいくと閉店の可能性もあるという。
 同店は、カクテル飲み放題が付いた45ドルのセットメニューを目当てに昼から連日のように酒豪が集まる店として有名で、午後3時ごろには泥酔した客たちが大騒ぎを起こすことでも知られている。近隣の住民から多くの苦情が寄せられているため、地域自治体はこのほどプラーナが提出したリカーライセンス申請書を受け付けなかった。プラーナのオーナー、ラジブ・シャルマさんは「リカーライセンス無しでは酒の提供ができないため、バーの経営が難しくなる」と訴えている。
 ユーチューブ(YouTube)に投稿されている動画には、泥酔したプラーナの客が道端で嘔吐したり排尿する姿が映し出されており、騒音の被害も著しいという。これらを受けてリカーライセンスを発行する委員会のメンバー、クリスチャン・パパニコラス氏は、「プラーナはリカーライセンスを却下されて当たり前だ」と述べている。現在のリカーライセンスは9月末が期限で、それまでに新しいライセンスを獲得できなければプラーナは閉店の危機を迎えることになる。