ニューヨークの地下鉄で、なぜかそこだけ空いている車両や座席があったら、要注意。発見したニューヨーカーがラッキーだったのではなく、そこには必ず理由があるからだ。
28日午後、ニューヨークの地下鉄F線に乗車した男性は、混雑する電車車両の中で、空いている座席を発見した。よく見ると、バックパックが座席に放置されている。猛烈に疲れていたり、細かいことは気にしないニューヨーカーなら汚れやゴミは片付けて平然と座ってしまう…はずだった。移動させようと思ってのぞいたかばんの中身は、なんと生きた2匹のヘビ。男性は、パニックに陥ったという。「思わず、汚い言葉を使って叫んでしまった」と男性は語る。
何人かは既にヘビ入りバッグだということに気がつき、だからその席は空いていたようだと、男性は分析。「なぜ他人事にいられるんだと思い、通報した」と述べている。
ニューヨーク市では、コブラやバイパーなど特定種のヘビの飼育は違法となる。MTAは、介助犬以外の動物の“乗車”には「他の客の迷惑にならない方法」と定めている。ヘビとかばんの持ち主は、明らかにこれに反したようだ。持ち主は、29日午前現在、見つかっていない。