少年らがウーバー運転手に暴行 ユーチューブ動画で判明

 オンライン動画共有サービス、ユーチューブ(YouTube)に6月26日に投稿された動画により、アプリを使ったカーサービス「ウーバー(Uber)」の運転手がブルックリン区で、十代とみられる少年4人に車内で暴行を受けていたことが明らかになった。

photo: spiroll


 動画には、少年4人が運転手を車内で何度も平手打ちにし、罵る様子が録画されていた。後部座席の少年が運転手の後頭部を叩きながら差別的な発言や「車を走らせろ」と怒鳴り、他の少年が背後から腕で運転手の首を絞めている姿も映っていた。動画は、運転手が車外に逃げ出したところで終了している。
 事件が発生した場所の詳細や日時は明らかにされていない。運転手からの被害届は出ておらず、ニューヨーク市警察(NYPD)は本格的な捜査に入る前に、詳細な情報を収集しているという。
 ウーバーの広報担当は、「大切なドライバー・パートナーを支援するためにあらゆる努力をするつもりだ。少年らを罰するためにNYPDへ協力する準備をすすめている」としている。
 ユーチューブは、ハラスメント規定に違反するとしてこの動画を既に削除している。
 クイーンズ区でも同月25日に、ウーバーの運転手がライフル銃を持った男に脅され60ドルを奪われる事件が起きている。