NY市立図書館、屋外読書スペース開放 7月半ばまでの期間限定

 ニューヨーク市立図書館本館(5番街と42丁目のスティーブン・A・シュワルツマンビル)では、今年も屋外読書スペースを設けて一般に開放している。
 これは建物前のプラザと呼ばれる広いスペースに、人工芝を敷き黄色いラウンジチェアや日除けのパラソルを多数並べたもので、訪れた人は木陰に座って図書館員の推薦する本を楽しむことができる、夏季限定の企画だ。
 また通常は館内で行われている本の著者との対話の会や本の交換会も、期間中はこのスペースで行われるという。さらに過去100年の屋外読書スペースの歴史が分かる写真展が同時に開催される他、ブライアントパーク協会との提携で「フードトラック・オン・フィフス」と題したフードイベントも開催予定だ。期間中に日替わりでフードトラックが営業を行い、話題の「フィルズステーキ」、「キムチタコ」、「レッドフック・ロブスターパウンド」などが参加する。
 同図書館は月〜土曜の朝10時〜夜7時まで開館しており、屋外読書スペースは7月17日まで開放される。
 こちらも夏の間限定で現在、図書館前に設置された大きな2つのライオン像は“どこでも読書をしよう(Read Everywhere)”と表紙に書かれた大きな本を持って訪問者を迎えている。