ユナイテッド航空(本社:シカゴ、会長・社長兼最高経営責任者:ジェフ・スマイゼック)とアズール・ブラジル航空は6月26日、新たな戦略提携関係を結び、ユナイテッド航空がブラジル第3位の航空会社であるアズール・ブラジル航空の株式の約5%を取得すると発表した。これにより、両社は北米・南米路線でコードシェアを開始(政府認可条件)すると共に、乗り継ぎの利便性を高め、また相互でロイヤルティープログラムの使用を可能にするなど、顧客の利便性を高めるべく提携の準備を進める。
ユナイテッド航空は、100%出資する子会社を通じてアズール・ブラジル航空に米1億ドルを出資し、同社の取締役会に役員を1名派遣する。
アズール・ブラジル航空は、ブラジルの航空会社の中でもっとも多くブラジル国内の都市へ就航し、中でもサンパウロのグアルーリョス国際空港からは毎日50便以上のフライトを運航している。今回の提携により、米国―ブラジル間の路線で旅客にさらなる選択肢を提供し、利便性を拡大する。また、グアルーリョス国際空港では両社間のフライトでさらにスムーズかつスピーディーな乗り継ぎが可能となる。
共同運航においては、アズール・ブラジル航空が運航するサンパウロのグアルーリョス国際空港からブラジル各都市への国内便とフロリダへのフライトにユナイテッド航空の便名を付加し、一方、ユナイテッド航空が運航する北米全域とカリブ海地域のフライトにアズール・ブラジル航空の便名を付けることを予定している(政府認可条件)。
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