ニュージャージー州のアーサー・シューマン社の卸すパルメザンチーズに、生命にかかわる重大なアレルギー性物質を含む可能性があるとして、同社が製品をリコール(自主回収)していることが9日分かった。その数量3万200パウンド(約13.6トン)になるという。
米食品医薬品局(FDA)によると、コネチカット州フェアフィールドに拠点を置くアーサー・シューマンは、同社の「ベラ・ロザ・グラティッド パルメザン・チーズ」が卵アレルギーを持つ人に深刻な症状をもたらすアレルゲンを含むとして商品を回収している。
このチーズは、会員制卸し販売業の「BJ’s Wholesale Clubs」のみで販売されており、マサチューセッツ、コネチカット、ニュージャージー、ニューヨーク、フロリダを含む10州以上に出回ったという。現在同社のサイトでは、「オンラインでは購入不可」となっている。
現在のところ被害の報告はないが、同製品に示された日付が7月13日、8月17日、9月10日のものは対象となるため回収を行っており、問題はアーサー・シューマンへ連絡するよう呼びかけている。