ソロモン・R・グッゲンハイム美術館で特別なアートイベントが開催された10日夜、同美術館が入場チケットを過剰に販売していたため、館内に入ることができずに人があふれて会場が騒然とする事態が起きた。
イベント「アート・アフター・ダーク」のチケットの値段は25ドルで、美術館の通常営業が終了し、普段は入ることのできない時間帯にアートを楽しむことができるはずのイベントだった。週末の夜ということもあり、会場にはドレスアップして訪れる人の姿も多くみられた。
所有制限人数を超えた数が集まったため、89丁目と5番街の通称ミュージアムマイルには長蛇の列。数百人におよぶ来場者が2時間以上待つハメになったのだという。
怒りに震える来場者たちは、「何時間か待って、既に午後10時。列はまったく動かない。あと2時間待ちと言われたが、それではイベントが終了してしまう」、「ベビーシッターを100ドルかけて雇ったのが無駄になった」とデイリー・ニュースに述べている。ツイッターなどのSNSでも、感動や感想よりも怒りの声であふれてしまったようだ。