「糖尿病」の本当の怖さを解説 LI文化センター

 ロングアイランド文化センターは29日、「あなたの知らない『糖尿病』の本当の怖さ!」と題した勉強会を開催する。
 糖尿病は血糖値が高くなる病気。「血糖って何?」「どうして血糖値が高くなるの?」「インシュリンが正常に働かなくなるのはどうして?」「インシュリンと糖尿病はどんな関係があるの?」などの疑問を講師の長倉節子氏(医学博士・家政学修士)がわかりやすく解説する。
 糖尿病は神経症、記憶力の減退、痴呆、網膜症、失明、歯肉炎、心臓発作、心不全、脳卒中、脳梗塞、腎疾患、人工透析、下肢切断など実に多くの合併症を持ち、他の疾病リスクを上げる。現在米国人の10人に1人が糖尿病を発症し、成人の3人に1人は糖尿病予備軍で、その90%は予備軍であるという。また近年、自覚症状のない糖尿病でも発症する前からいろいろな疾病が進行し、治療をしないで長期に放置すると上記のような合併症の起こる頻度が高くなることが報告されている。
 同勉強会では近年の疫学研究を基に、米国糖尿病ガイドラインに沿い、日本の糖尿病対策も取り込み、糖尿病を予防する生活習慣やリスクを下げる方法などを紹介。
 参加費は一人5ドル。申し込み連絡先はロングアイランド文化センター(電話:516―511―4907、Eメール:culturecenter07@gmail.com)まで。申し込み締め切りは27日。質の高い健康とは「何を知っているかではなく、何を行い続けているか」で決まるもの。同講座で改めて食を考え、行動変容のきっかけにしてみては。

photo: TesaPhotography


日時:7月29日(水)
   午前10時半~正午
   (午前10時15分受付開始)
場所:2 Haven Ave, Studio LL-1,
   Port Washington, L.I. NY