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マンハッタン区の5番街にある老舗玩具店「F.A.O. シュワルツ」が15日で営業を終了した。最終日には、閉店を惜しむ多くの家族連れなどでにぎわった。88年に公開されたトム・ハンクスさん主演の映画「ビッグ」の撮影現場としても知られている。
閉店の理由は店舗賃貸料の高騰、ディスカウント店やオンライン業者との競争激化のためだとしている。現在同店はミッドタウンに物件を探しており、営業再開を目指すと公表している。
同店は、フレデリック・A・O・シュワルツが1870年にマンハッタン区のブロードウェーに玩具店「シュワルツ・ブラザーズ」を開店したことから始まった。欧州から、クオリティが高く個性的な玩具を輸入し、地元市民や観光客の人気を集めた。1876年、市内に2店舗目をオープン。その後、この2つの店舗は一つになりユニオン・スクエアに移転した。その際に、店名を現在の「F.A.O.シュワルツ」と改めた。その後も数回の移転を経て、1986年からは今回閉店となった店舗で営業をしていた。
同社は2009年に玩具大手トイザラスに買収された。
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