TN銃乱射受け、NYPDが警備強化 駐屯地周辺を中心に
16日、米南部テネシー州チャタヌーガの米軍施設で男が銃を乱射し海兵隊員4人が死亡した事件を受け、ニューヨーク市警察(NYPD)は駐屯地など米軍関係施設を中心に、市内での警戒を強めている。
ムハンマド・ユセフ・アブドゥラジーズ容疑者(24)は同日午前11時ごろ、チャタヌーガにあるショッピングモール内の米軍採用センターに車で乗り付け車内から銃を乱射したが、ここでの負傷者はない。その後車で向かった約11キロ先の米海軍トレーニングセンターでも銃を乱射し、死亡者4人と負傷者1人を出した。容疑者は2つ目の事件現場で射殺された。
オバマ大統領は犠牲者に哀悼の意を表し、「FBIは地元の警官と協力し捜査を進め、また防衛設備などが正常に機能しているか米国防省とも連絡を取り合っている」と述べている。
NYPD対テロ部ジョン・ミラー長官は「NYPDが市内での警戒を強めるのは当然。今のところ表立った脅威はない」としている。(P4に関連記事)