ニューヨーク育英学園(ニュージャージー州イングルウッドクリフス市)で実施されている幼児部・小学部サマーデイキャンプ前期プログラム(6月30日~7月17日)は熱気に満ちた雰囲気のなか終了した。
全3週間におよぶ小学部の前期プログラムでは、一泊二日の宿泊キャンプや理科実験、図工・製作活動、スポーツオリンピックなど、さまざまな企画が行われた。
第3週目には、各種活動の発表会がそれぞれ実施された。初日から継続して行われてきた水泳教室の発表会では、当初は水に顔もつけることができなかった初心者の子どもたちが自身の力で「けのび」から「バタ足」で15メートルを泳ぎ切ることができた。また、中級クラスではクロール・平泳ぎ25m、上級クラスは100メートル4種目の個人メドレーを泳ぐなどそれぞれ上達した姿を堂々と発表することができた。
次に、踊りの発表会では米国ではあまり馴染みの少ない日本各地の地域に根ざした踊りをふんだんに取り入れた、同キャンプオリジナルの民俗ダンスを力強く披露。「ソレ・ソレ・ソレ・ソレ」「ヤー!」「ッハ!」と、力強い掛け声に合わせながら子どもたちは最後まで一生懸命踊り続けた。約6分間におよぶダンスを踊りきった後の子どもたちの顔は自信に満ちあふれており、最後まで成し遂げたという達成感でいっぱいであった。
続いて行われた、言葉の時間の発表会では自分で選択した日本語・英語のどちらかの言語を用いて日本の四季、オリジナル絵描き歌作成や日本地図を用いての地方や地域の説明、日本のカラオケ文化などについてのプレゼンテーションを行った。3週間を締めくくるそれぞれの発表会に参加した保護者は、この間に成長したわが子の姿を微笑ましく見守っていた。
ニューヨーク育英学園では、今週よりサマーデイキャンプ後期プログラムが開始される。期間中、オープンハウスも予定されている。詳しくは、ニューヨーク育英学園事務局(201―947―4832)まで問い合わせを。