ニュージャージー州ノースブランスウィック市で22日大規模な火災が発生し、一部交通にも影響が出た。
同日午前2時半ごろ、市内リビングストン街沿いの車倉庫、DCHコリジョンセンター内より出火した。警察によると火はフットボールのコート50に相当するほど大きく広がり、倉庫内の車は爆発し、プラスチックは溶けていたという。
午前9時半ごろ、ノースブランスウィック消防署長ノドナルド・サルツマン氏は、「大部分の火は消し止められたが、特に倉庫の南側でまだ燃え続けている」と状況を伝えた。広範囲に広がる煙は周辺の地域にも影響を及ぼし、住民らには煙から離れ屋内に避難するよう勧告が出された。
ノースブランスウィックのマック・ウォマック市長は、「ミドルエセックス郡の危険物部隊は外気の状態を調査している。現場ではプラスチックが燃えているため、外気を吸って中毒などを起こす危険性もあり注意が必要だ」と述べた。
4時間にわたり続いた大火災は、トヨタの自動車修理などに利用されていた倉庫の屋根を焼き尽くし、43マイル(約70キロメートル)離れたニューヨーク市内からも煙が確認できるほどだったという。
ペンシルベニア駅に向かうニュージャージー・トランジットとアムトラックの一部のダイヤにも乱れが生じたが、午前7時前に通常再開した。