捨てられたりした犬や猫を保護するニューヨーク市アニマルケアセンター(ACC)に多くの子猫が持ち込まれており、施設が新しい里親を募集している。
施設のマネージャー、ジェシカ・バッカロさんによると、ことしだけで既に1万匹の猫が施設に持ち込まれており、「去年の同時期に比べて1000匹ほど多い状態が続いている」と話している。この増加の主な原因は早まっている繁殖期にあるようだ。猫は4〜9月にかけて繁殖するが、「毎年猫たちの繁殖期が早まっているような気がする」とバッカロさんが言うように、昨年は繁殖期に比較的暖かい日が続いたため、繁殖が早まったのではないかとみられている。
そのため、猫の数が急増したペットシェルターでは、猫を引き取り新しい飼い主となる里親を探しており、現在猫の譲渡を無償で行うサービスを実施している。100匹ほどの猫が引き取りを待っているということで、バッカロさんは「膝に座ってくれる猫を探している人にも、ただそばに寄り添ってくれる猫を探している人も、選択肢が多いので必ずあなたにぴったりな猫が見つかるはず」と話している。
猫の引渡しはマンハッタン区、ブロンクス区、スタテン島などにあるACCで、平日の正午〜午後8時、土日の午前10時〜午後6時の間に行われている。