一般的に結婚したらパートナーを真っ直ぐに愛し、子どもを育て、ともに歳をとっていく…というのが普通だと思いながら人は大人になっていく。ステップ1で誰かと恋に落ち、ステップ2で結婚して、子どもはその次のステップといった様に。そして恋愛と肉体関係も一続きのセットというのもごく一般的な考えではないだろうか。しかし、例え一夫一婦が当たり前と頭に叩き込まれていたとしても、〝それ〟はある日突然起こる。これから結婚を考えているシングルたちは、どう捉えるだろうか。
〝浮気〟は一夫一婦のカップルの間で起こるもの。シカゴ大学の調査によると、既婚男性の22%、既婚女性の15%が少なくとも一度は浮気をした経験があるという。どこまでを浮気と定めるかは個人差があるが、多くの人は肉体関係を持つことを指しているようで、キスやウェブカメラを通してのチャットなどは、グレーゾーンとのこと。
夫婦関係において、2人の間に何かしらのトラブルが起こった場合に、人は浮気をしやすくなるという。しかし、カリフォルニア州フリーモントの結婚・家庭セラピスト、ホリー・ラバーベラ氏によると、浮気は必ずしも夫婦関係に問題があるというサインではないという。ではそれ以外の理由で人はなぜ浮気をするのか? ラバーベラ氏は、「時に既婚者であっても誰かと恋に落ちてしまう。それは、何かつまらないと感じる時に誰かほかの人と出会い、その関係が彼/彼女に生きている実感を与えてくれたり、自分を特別だと思わせてくれるから。なおかつ、そのような感情を長年感じていなかったらなおさらだ」と分析している。
ここで浮気に関するトリビアをいくつか紹介しよう。
浮気は家系
ジャーナルエボリューション&ヒューマンビヘイビアー誌によると、浮気をしがちな人はその家系、特に遺伝子(バソプレッシンというホルモンの一種)が、浮気と関係があるという。
浮気は離婚の原因トップではない
2011年のある機関の調査によると、離婚の原因の多くはお互いの価値観の違いや、愛が冷めてしまったことにあるようだ。浮気をしてもこれが原因でない限り、また繰り返してしまうのも納得か?
浮気男は心臓発作のリスク有り
ジャーナル・オブ・セクシャルメディシンが2012年に発表した研究結果によると、浮気性の男性は、妻と自宅での性行為よりも浮気相手と慣れない場所で性行為に及んだほうが、心臓発作を起こすリスクが高まるという。罪悪感や慣れない場所で無意識に感じるストレスのせいか。
さて、シングル諸君は何を思うだろうか。
※参考:www.medicaldaily.com