車内アナウンスで乗客が混乱 MTA、プログラム障害か

 地下鉄の電車内で流される車内アナウンスが乱れる問題が最近相次いで各線で発生しており、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は対応に追われている。
 問題の車内アナウンスはユーチューブ(YouTube)に投稿されており、2と5番線の車内で撮影したとみられる映像が映し出されている。駅に近づく電車内ではアナウンスを告げるチャイムは鳴るものの、そのあとに続くはずの駅情報などの放送は流れることなく、突然アナウンスが切れる。このようなアナウンスの問題は4、6番線などでも起こっているという。
 MTAによると、地下鉄利用者の増加に伴い、よりスムーズでわかりやすいアナウンスに変えようと取り組んでいる最中で、今回のアナウンス問題はおそらくその設備変更の段階で起きたシステム障害が原因ではないかとされている。
 動画を投稿した乗客はエーエム・ニューヨークに、「必要な情報を流すためのアナウンスが乱れては、特に障害者にとっては深刻な問題となるのでは」と話している。

MTAは現在問題の解決に取り組んでいる (photo: Kawasaki)