高まるグルテンフリー人気 NYCにも飲食店が続々登場

 穀物から生成されるたんぱく質「グルテン」を含まない食材を好む傾向が、最近ニューヨーカーを筆頭に多くの人の間で広がっている。そのトレンドに乗るべく、グルテンを使用しない“グルテンフリーレストラン”がアッパーウェストサイドを中心に続々とオープンしている。
 多数オープンするレストランの中でも一番注目度が高いのは、マディソン街に開店予定のフレンチレストラン「ノグル」だ。オーナーのフレドリック・ジュールス氏が「パリの味をニューヨークで紹介するのが私の長年の夢だった」と話すように、看板メニューのグルテンフリーキッシュやクロックムッシュを提供する同店は、米国第一号店として9月末にオープンする。
 先月20日にオープンした「トリート・ハウス」はグルテンおよび乳製品を一切使わない「ライス・クリスピーズ」(米菓子)が人気を集めている。また、グルテンフリーのパンやケーキ、クッキーなどを提供する「バイ・ザ・ウェイ・ベーカリー」も新店舗をオープンさせる予定だ。また、グルテンを食べることのできないセリアック病に悩む顧客からの要望をきっかけに、2006年からグルテンフリーパスタなどを提供しているイタリア料理店「ビスタンゴ」も注目を集めている。
 このほかにも、グルテンフリーのタコスや飲茶などが人気のレストランもあり、一度グルテンフリーのレストラン巡りをしてみるのも新しい発見があり面白そうだ。