21歳母親に殺人罪 1カ月の子どもを故意で

 ニューヨーク市警察(NYPD)は8日、クイーンズ区の住宅から生後1カ月の子どもが落ちて死亡した件で、警察はこれを殺人罪であると認め、子どもの実母である21歳女性をこの罪に問うことを発表した。
 幼な過ぎる命が奪われた現場となったのは、クイーンズ区リッチモンドヒルの115丁目にある住宅。生後1カ月のリズワン・アフマッドちゃんは、7日午前4時ごろ、このアパートメントビルの裏庭で倒れており、発見時には死亡していたという。4階の窓から落ち、頭部外傷などが原因で死亡したとみられている。
 市の監察医が殺人であると断定した後、母親であるラシダ・チャウドハリーは、第2級殺人罪と11歳以下の幼児を故意に殺害した罪などで逮捕されることが確定となった。
 このビルに住む住人で目撃者の女性は、「こんな小さな子どもを手にかけるなんて、若い母親に一体何があったのか。こんな悲劇が起こるなんて」と、エーエム・ニューヨークの取材に対し述べている。