ブルックリン区で今週はじめ、老女に対する強盗未遂罪で逮捕された10歳の少年が、翌日に放火事件を起こしていたことが分かった。
ニューヨーク市警察(NYPD)の関係者が12日に語ったところによると、この少年と友人の少年(10)は10日、同区クラウンハイツのエンパイア・ブルバードとロジャー・アベニューの路上で、老女からバッグを奪おうとして逮捕された。身柄を拘束される前、少年らは抵抗し警官に暴行を加えたという。見張り役として現場にいた4歳の少年は逮捕されなかった。
2人の少年は、同区家庭裁判所にて強盗未遂罪で起訴されたが、数時間で釈放された。翌11日、少年の1人が同区クラークソン・アベニューのディール・ディスカウントストアの裏手に火をつけ、再度逮捕された。
同店の店員によると、火をつけた少年は数週間前にも不良少年のグループが同店の窓ガラスを割るのを手伝っていたという。警察は、同少年が地元のギャング集団クリップスと関係しており、放火はグループに加入するための儀式ではないかとの見方を示している。少年の母親は被害に遭った店の顧客であり、放火事件の翌日も店に訪れ、居合わせた警官に「少年院に収監して欲しい」と漏らしていたという。