富豪の新居改装工事に大迷惑 Eハンプトンの住民が非難

 ヘッジファンドの投資家がニューヨーク州ロングアイランドのイーストハンプトンに購入した豪邸の改装工事に対し、近隣の住民から非難の声が上がっている。
 約110億ドル(約1兆3764億円)の資金を運用する投資会社ジャナ・パートナーズを経営するバリー・ローゼンタインさんは昨年5月、イーストハンプトンのファーザーレーンにある海に面した2万平方フィート(約1858平方メートル)の豪邸を、同地で最高値となる1億4700万ドル(約184億円)で購入し、ことしの6月半ばから改装工事を開始した。ところが約500本の銅管が運び込まれるなど大規模な工事に対し、近隣の住民は「半マイル以上離れたところにいても騒音が聞こえる」と不満を漏らしている。また、基盤工事のために掘り起こされた土が山積みにされ、「木よりも高く積み上げられた土で水平線が見えず、海の方を見るとまるでサハラ砂漠を見ているようだ」と嘆く住民もおり、新たな住民を歓迎していない様子だ。
 近隣には、俳優のジェリー・サインフェルドさんや美術品ディーラーのラリー・ガゴシアンさん、ヘッジファンドの大富豪ジム・チャノスさんなどの著名人が住んでいる。
 ローゼンタインさんは、同地リリーポンドレーンにも海に面した豪邸を所有しており、新居の工事中はそちらで静かに過ごしているという。またマンハッタン区セントラルパークウエスト15番地にもコンドミニアムを所有している。