RELATED POST
日本ギャラリーでは9月10日より、書家早嵜得雄師による法語書展「世界平和と安穏の祈りを開催する。
法語とはほとけさまの言葉で、日本では床の間の掛け軸や座敷の扁額に飾られ、人生の教えを書で表し伝えるもの。法語のみを集めて展示する書展が海外で開催されるのは珍しく、書家早嵜師にとっても海外初の個展となる。
早嵜師は滋賀県長浜市の美しい自然に満ちた琵琶湖湖畔に建つ伝統ある寺院、要誓寺で育ち、幼少のころから書を学び、大谷大学卒業後、御自坊の住職として仏門に携わる傍ら教育者として高校、中学で教鞭を執った経歴を持つ。また法語書家としても活躍し、日本各地で10回以上の書展を開催している。今回の展覧会は9・11同時テロの被害者やその他あらゆる災害、戦争被害者に捧げる平和と安らぎ、そして追悼の意を込めている。
11日、15日の午後1時半〜2時半には、揮毫と、人間とは何か、どう生きるのかということを一緒に考えるギャラリートークの時間も設けている(入場無料)。トークへの参加は要予約、yhonda@nipponclub.orgまで。
清楚でこだわりのない素朴なものが多く、自由な筆の流れと抱擁力のある書線美が特徴の早嵜師の作品。見る人の心に平和で安らぎのある尊い人生の教えが伝わるような書を見に訪れてみては。
問い合わせは電話(212―581―2223)またはファックス(212―581―3332)、Eメール(info@nipponclub.org)から、詳細はウェブサイト(www.nipponclub.org)にて。
日時:9月10日(木)〜16日(水)
場所:日本ギャラリー(於 日本クラブ)
145 W 57th St (bet 6th & 7th Ave), 7Fl
RECOMMENDED
-
NYの「無賃乗車」対策にまさかのアイテム 地下鉄の改札に現れたのは?
-
連載『夢みたニューヨーク、住んでみたら?』 Vol.6 日本のトイレにあったアレ
-
移民の権利、まず「ドアを開けないで」 取締官への対応策を知ろう
-
「1人暮らし」はつらいよ NYの生活費、全米平均の3倍
-
変わった “おにぎり” がNYで流行 ビジュ重視なニューヨーカーを虜に「当時はそこまで認知されていなかった」
-
塩、コーヒー、教科書まで軒並み値上がり トレジョの卵は一人1パックまで
-
世界の駐在員、ブルックリンに注目 NYなのに故郷を思い出す?
-
NYの江戸前すし店「すし匠」の魅力は 「すしで息する」中澤さんのこだわり技
-
マンハッタンの中心地に「独立系レコード屋」 1号店からわずか3分先にオープン
-
高峰譲吉にちなむウイスキー発売 100%大麦、当時の麹使用が特徴