19日、ブロンクス区マーブルヒル高校の校舎6階にある理科室でガス爆発が起き、工事を行っていた業者の3人が重傷を負う事故があった。理科室の壁が吹き飛ぶすさまじさで、原因は理科室のガス管取り付けの際にテストで付けたマッチの火に引火したこととみられている。
同日の夜に現場となった学校を訪れたビル・デ・ブラシオ市長は20日、「やけどがひどく重傷ではあるが、ブロンクス区の病院で治療を受けており、3人は命を取り留めた。生徒のけが人は出ていない」と発表した。
爆発の音はブロンクス区全体に響きわたり、壁の破片は200フィート(約61メートル)先まで飛んだという。午後8時ごろに第一報が入り、ニューヨーク市消防局(FDNY)は140人近くを動員した。
この高校にはおよそ3000人の生徒が通う。安全を考慮し、19日以降2つのプログラムは移動されて、生徒らは別の校舎で授業を受けたが、24日からは通常授業に戻るという。
この学校を管轄する市の教育機関は、この理科室のリニューアルにおけるガス工事を民間企業に依頼しており、新たに取り付けたガス管の弁に不具合があったことが分かっている。