米国で新学期が始まる前の夏休み中に整形手術を受けるティーンエイジャーが急増しており、問題視されている。
ロングアイランドの高校に通う17歳の女子生徒は今夏、豊胸手術に踏み切った。彼女は「AカップからCカップになったが、誰も気づかないだろうし、今の自分の体にとても満足している」と地元紙の取材に答えており、周囲に気づかれにくい夏休み中に整形手術を受けるティーンは国内に6万人ほどいるという。整形外科医のマシュー・シュールマン医師は、「芸能人をまねようと整形手術を望む女子高校生は後を絶たず、彼女たちの多くは整形手術という行為の重大さを理解していないため、手術を断ることもある」と語っている。
しかし、整形することで“自信”を取り戻す女子生徒もいる。幼いころスポーツの最中に負傷し、鼻が変形してしまった18歳の女子高校生は、鼻の美容整形を受けてからいじめられなくなったという。また、大きすぎる胸に長年悩んでいたという17歳の女子高校生は、バスト縮小手術を受けてから「毎日の生活が楽になり本当に幸せだ」と述べている。