ニューヨーク・ポスト紙は31日、同紙の記者が自らボディペイントを施し、タイムズスクエアの「トップレス」パフォーマーとして一日を過ごした体験記事をトップ記事に起用し、話題を呼んだ。トップレスのパフォーマーを実際に体験したアンバー・ジェイミーソン記者に対して、市議会関係者からは賛同の声が寄せられた。
ニューヨーク市議会のメリッサ・マーク=ビべリト議長は「記事が掲載され、改めてビル・デ・ブラシオ市長が女性らを取り締まる政策は間違いであることが明らかになった。女性の体を政治のネタにするより、われわれはもっと差し迫った問題を他に抱えている」と述べ、同記者の「まっとうに働く女性らをトップレスというだけで問題扱いするのは間違いだ」とする記事に同意した。
またイネス・ディケンズ市議会議員は「裸でギターを演奏するネイキッドカウボーイは容認され、女性というだけで問題視されるのは明らかに二重規範だ」と述べている。
さらにラファエル・エスピナル議員は「女性らの行為は不適切だとは思わない。それよりも、迷惑行為を行うコスチュームキャラクターの取り締まりを優先すべきだ」と男性からも同様の意見が出た。