ウォルト・ディズニー・カンパニーは先週、ニューアーク市の低所得家庭の子どもたち向けにミュージカルプログラムを提供することを発表した。
ニュージャージー州ニューアーク市にある劇場、ニュージャージー・パフォーミングアーツセンター(NJPAC)に、ディズニーから子ども向けのミュージカルプログラムの運営費として10万ドル(約1200万円)の支援金が寄せられた。このプログラムにはニューアーク市内の5つの公立学校に通う子どもたちが参加する予定で、17週間におよぶプログラムの最後には、「101匹わんちゃん」や「眠れる森の美女」などのディズニーミュージカルを上演するという。
かねてより低所得家庭が集まる地域の学校に通う子どもたちには、芸術に触れる機会が少ないのではとは懸念されてきた。「芸術と触れ合い感性を豊かにすることは、子どもの成長に必要不可欠だと考えており、その思いはディズニーと共感できている」とNJPAC・芸術教育担当者のアリソン・スコット・ウィリアムズ氏は地元メディアの取材に話している。また「このプログラムが、ニューアーク市の学校に通う子どもたちにとって芸術を勉強する機会になれば」と期待を寄せた。