大学のキャンパス内での性犯罪を撲滅しようと、ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事によって新法律が施行されたのを受けて、この法律を知らせるキャンペーンがスタートしている。
この新しい法律では性犯罪における処罰を定め、規定をニューヨーク州内全ての大学に導入させるもので、これを広く知らせる「Enough is Enough」キャンペーンも始動している。特別顧問のクリスティーヌ・クイン氏とキャッシー・ホチョル警部補が各大学を訪問し、学生たちにこの法律の内容を説明するという。州警察も性的暴行事件被害者の対策チームを新たに設置し、また被害者への支援だけでなく、学校職員や地元警察に指導を行う。さらに、犯罪の証拠を適切に処理し管理するために、性犯罪専門の看護師がチームに加わるという。
クオモ知事は「性的暴行は校則違反というだけでなく、れっきとした犯罪だという認識を全ての学生に持ってもらいたい」と述べた。クイン氏はキャンパス内での性的暴行に対する厳しい法律ができたことを歓迎し、「学生らに自分たちの権利や責任を理解してもらうためにも活動を広げていく」と話した。