秋は新生活のシーズン。季節の気配が感じられた日曜日、ニューヨーク市に新しい駅が仲間入りした。ニューヨーク州都市交通局(MTA)は13日、11番街に「34丁目 ハドソンヤード」駅の設置を完了し、新しい7番線の利用を開始した。MTAが新しい駅を設置するのは、実に25年振りとなる。
新駅は、現在都市開発プロジェクトが進行中の「ハドソンヤード」内に設置された。駅構内には、たくさんのモザイクが施されたスペースが利用客を迎え、ステンレススティールなどの今まで使用されていなかった素材が使われているという。24億ドル(約2900億円)を投じて、8年越しで完成させた。
2025年までに1日5万6500人が利用する駅に成長し、市で最も忙しい駅になると、MTAは予想している。8番街にある「42丁目 タイムズスクエア」から2.4キロメートル延長された同駅は、マンハッタン区の西側へのアクセスを容易にし、ハドソンヤードのみならず、ハイライン、ジェイコブ・ジャビッツ・センターの最寄り駅として、多くの観光客の利用も見込んでいる。