農場生活を満喫した子どもたち NY育英学園


 ニューヨーク育英学園全日制部門(ニュージャージー州イングルウッドクリフス)小学部の1・2年生36名が3日、4日の両日、1泊2日のファームステイに出かけた。
 場所はニューヨーク州ダーハムにあり、200年の歴史を持つ「ハローファーム」。1、2年生の子どもたちが縦割りのグループに分かれ、300エーカーの敷地内にある民家に分宿して農場生活の体験学習を行った。
 学園を出発した一行は、ハローファームに正午ごろ到着。主人のフランクさんとシェリーさん夫妻の出迎えを受けた。子どもたちは宿泊施設前の芝生で昼食を採った後、「子牛への授乳」「乳絞り」「動物たちへのエサやり」「鶏の卵集め」などのさまざまなアクティビティーに挑戦した。子どもたちからは「生後3カ月の子牛なのにミルクを飲む時の吸い付く力が強くてびっくりした」「生み落とされたばかりの卵を初めて見た」「生まれたばかりの雛が小さくてかわい」などの感想が聞かれた。また、翌日には丘の上に広がるトウモロコシ畑で、コーンメイズ(迷路)を楽しみ、2日間の農場での生活を満喫することができた。
 子どもたちは、普段の生活では考えることの少ない、命のつながりや尊さ、大切さを今回の農場体験を通してしっかりと学んだ。