ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長がことし7月にイタリアを訪問した際の経費が1万6548ドル(約199万円)であったことが、このほど市長執務室が発表した記録により明らかになった。
市長のローマまでの往復航空運賃が4520ドル(約54万円)で、1400年代に建てられた歴史あるホテル、パラッゾ・カルディナル・セシでの2泊分の宿泊費が740ドル(約9万)かかったという。航空運賃がこれほど高額になった理由は、市長のスケジュールに変更が生じた場合にフライトの変更やキャンセルができるよう、オープンチケットを購入したためだといい、1泊の滞在に2泊分のホテル代が必要となったのは到着が早朝であったため、シャワーを浴びる必要があったからだという。
市長は、広報担当官モニカ・クライン氏と国際業務局長ペニー・アビーワーデナ氏を同行していたが、アビーワーデナ氏は準備のために2人よりも1日先に現地入りしていたため、クライン氏の5128ドル(約62万円)よりも高い6150ドル(約74万円)の費用がかかっている。
就任以来2回目となる今回のイタリア訪問で、市長はローマ法王の気候変動に関する演説に参加し、市の地球温暖化対策についてバチカンで演説した。