ローマ法王が参加するセントラルパークのパレードに参列することができる無料券の当選者発表が、10〜14日の間で行われた。今回の抽選は市の公式ウェブサイト内で3〜7日までオンライン受付されており、入場券は4万人に当たるところ、9万3000人以上が応募した。
革新派で知られる現ローマ法王の人気は高く、25日に行われるセントラルパークでのパレードを楽しみにしている市民は多いようだ。セントラルパークのツアーガイドを務めるティーナ・サレックさんは、エーエム・ニューヨークへの取材に対し、「歴史的な1日になるだろう」と述べ、自身はカトリック教徒ではないことを付け加えたうえで、「宗教など関係なく、彼は万民の法王だ」と思いを語った。また、同じく同紙の取材の中で、「現ローマ法王が誕生してから信仰を深めることができた」とするダリア・ダンドレアさんは「慣習にとらわれない、ローマ法王の離婚や同性婚に対する革新的な考え方に感銘を受けた」と話し、パレードをとても楽しみにしているという。
当選者には参加券2枚が配布され、家族や友達とパレードに参加する人もいるという。ローマ法王はセントラルパーク以外にも、国連や9・11記念博物館を訪れるほか、セント・パトリック大聖堂でミサを行う予定だ。