来年公開予定の映画「ゴーストバスターズ」シリーズ第3作の撮影クルーが、無断で「駐車禁止」ポスターを街の電柱などに貼っていたことが13日分かった。
近隣の住民らによると、同日夕方、西103丁目周辺に「撮影のため駐車禁止」と書かれたポスターが、電柱や街路樹に数区画にわたり貼られていた。ニューヨーク市警察(NYPD)および市長の印章付きのポスターには、「14〜17日にかけて行われる撮影のため、13日の午後4時の時点で無断駐車があった場合は車を撤去する」と書かれていたという。
また、この日はちょうどユダヤ教の新年が始まる日で、住民からは「クリスマスであればしないはず。失礼ではないか」と非難の声も寄せられている。近くのユダヤ教の礼拝堂では新年の祈りが行われたが、ラビ(宗教的指導者)のジェラミー・カルマノフスキーさんは「外に停めてあった車が撤去されないか心配だった」と話した。
しかし後日、NYPDは「制作会社から車を撤去してくれという依頼は受けていない」と発表し、ポスターの内容、貼紙ともに映画製作クルーが無断で行ったものだということが判明した。近隣住民の車は撤去されなかったという。