下品なMV出演で地域に波紋 厳格な高校教頭夫妻

 ニューヨーク州サフォーク郡にある保守的で小さな町の高校の教頭が、わいせつなミュージックビデオに出演していたことがこのほど分かり、学校関係者や生徒、保護者らの間で波紋が広がっている。
 サウサンプトン高校の教頭エスター・アドラー=オキーフさんが出演したのは、ラッパーのJ.R.さんとR&B歌手のトレイ・ソングズさんによる「ベスト・フレンド」のミュージックビデオ。その内容は、オキーフさんと実際の夫であるブライアンさん演じるカップルが、一晩家を空けるため、豪邸の留守をJ.R.さんに頼み、2人が去った後、J.R.さんとソングズさんが大勢の水着の女性を招いてプールでパーティーを開くというもの。ビデオには、女性のわいせつな姿や大麻の吸い殻が登場する。
 J.R.さんの広報担当者によると、「オキーフさんは女優としてビデオに出演しただけで、自分たちの撮影が終わるとすぐに撮影現場を去った」と述べている。オキーフさんは地元紙ザ・サウサンプトン・プレスに「出演を決めた時、ビデオの内容や曲の歌詞、タイトルについてまったく知らなかった。もしもあのような内容と歌詞について知らされていれば出演しなかった。ビデオの内容と歌詞を知り、低俗で不快で屈辱的だと感じた」との声明を発表している。
 同郡マナービルに20年間住むオキーフさんは、5年前から同地域で教育に携わっており、厳格な人物として知られていた。

www.youtube.comより