ローマ法王、ニューヨークへ行く 希望と歓迎に湧く街

 初めて米国を訪れた法王となった、ローマ法王フランシスコは24日午後5時ごろ、ジョン・F・ケネディ国際空港へ到着した。ニューヨークは、米国滞在2番目の都市となる。
 同日午後6時45分より、法王は聖パトリック大聖堂でミサを行った。ニューヨーク大司教、ティモシー・ドーラン枢機卿が歓迎のスピーチ。アメリカらしくジョークを織り交ぜた内容に、法王も笑顔を見せた。
 25日午前8時半には国連総会で演説を行い、平和や国連の目標、世界から貧困をなくす2030年への議題を歓迎した。午前11時半ごろに9.11記念博物館に到着し、さまざまな宗教とともに礼拝を行った。その後、東112丁目、ハーレムにあるアワーレディ・クイーンオブエンジェルズ・スクールで子どもたちと対面し、すし詰めになったセントラルパークのパレードに登場した。
 ローマ法王の行く先々は、多くの交通規制が行われて万全の体制。たくさんの人々が集まり忙しくなる9月のニューヨークの街はことし一段と騒がしく、混雑と複雑と興奮の入り交じった秋の日となったようだ。
 法王は26日に、第3の都市、フィラデルフィアへ移動する予定となっている。

ニューヨークの有名な場所にローマ法王が訪れ、歴史に新たな1ページが刻まれた (photos: (Pope) Mazur/catholicnews.org.uk, Daily Sun)