ユダヤ教の贖罪日であるヨム・キプルの期間中、飼い主がペットにも断食させたことが話題となっている。
マンハッタン区に住むユダヤ人のシェラル・デガーニーさんは、幼いころから信仰心の厚い家庭に育ち、特に宗教上で定められた祭日は、その厳しい作法をすべて守ってきたという。ユダヤ人にとって贖罪日であるヨム・キプルは飲食や労働が禁じられているため、信仰者は１日断食することが求められているが、デガーニーさんは２匹のペットにも自身同様、断食させたという。「友達には、犬にまで断食させるなんておかしいと批判された」とデガーニーさんは話すが、彼女は方針を変えるつもりはないという。
デガーニーさんによると、彼女のペットは２匹ともデガーニーさんにとてもなついており、彼女と同じ行動をしようとするそうだ。また、犬たちが理解してないとしても「長年私と暮らして、断食の大切さは伝わっているようだ」とデガーニーさんは話している。
なお、ブルックリン区にあるビネガー・ヒルズ動物病院のダニエル・パレット獣医は「健康的な犬であれば一食や二食ぐらい抜いたところで深刻な健康被害が出ることはないだろう」と述べている。
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