フェミニスト書店リフォームを計画 クラウドファンディングで資金集め

 ラディカル(急進的の意)な書物を扱ったり、アクティビストたちの活動を支援する書店として有名な「ブルーストッキング」が、リフォームに必要となる資金をクラウドファンディング「インディーゴーゴー」を使って調達している。
 ブルーストッキング書店は、1999年の開店以降女性の社会進出を推進するフェミニスト書店として人気を集めており、社会運動を進める活動家の集会所としても有名で、今やフェミニズムから地球温暖化問題など多様な話題を追求する社交場として多くの人を惹きつけている。しかし、その書店も地域の社交場であり続けるためのリフォームが必要となってきており、今回クラウドファンディングを利用して資金調達をしている。不特定多数の人々がインターネット上で資金を集めるクラウドファンディングのおかげで、わずか開始1週間で9000ドル(約108万円)が集められたという。
 ブルーストッキング書店のオーナーの1人、セーラ・オレさんは「市民の憩いの場となる書店はニューヨーク市に欠かせないもの」としており、残る53日間で目標の5万ドルを集め、「これで得た資金を使って店をより使いやすくしていきたい」と述べている。100ドル以上を寄付した人には書店オリジナルトートバッグが贈られるほか、半年の間カフェ以外の商品で10%の割引が受けられるという。

Hermann

タグ :