25日に店頭で発売開始となったiPhone(アイフォーン)6sと6sプラスが販売開始してから初の週末を迎え、販売台数の新記録を更新したことが分かり、各メディアが伝えた。
この週末で、アップルが売り上げたiPhoneは、1300万台にものぼる。既に予約の段階で、歴代最高予約台数を記録していた。前回シリーズとなるiPhone6と6プラスの初の週末売り上げは、1000万台だった。ニューヨーク・タイムズによると、ウォール・ストリート・ジャーナルの予想は1200万台だったというから、それを上回ったことで同社は好調な滑り出しをしたといえる。iPhoneは、同社のおよそ7割の売り上げを誇る主力製品であるから、同製品シリーズの売り上げはまさに生命線だ。
新製品が発売となる際に世界中のニュースで報道される、ニューヨークのアップルストア5番街店には、発売開始の25日、予想通りの長蛇の列ができた。アイコニックなガラスの店舗は、“とぐろ”の中心のように人の列によって囲まれた。58丁目の列はマディソン街を囲み、59丁目まで戻りそれでもストアの入口にはたどりつけず、列の最後尾は5番街を通って、61丁目まで及んだという。
今回、列の先頭に並んだのはミシシッピ州に住む女性で、19日間並んだと、メディアの取材に答えた。「よく並ぶな、と哀れむ人もいて、ニューヨーカーは冷たいと思った」とも付け加えた。