「ハエが教えてくれる抗がん剤のつくり方」 日本クラブ/米国日本人医師会
日本クラブでは10月21日、京都大学大学院医学研究科の園下将大氏を迎え、第37回ヘルスセミナー「ハエが教えてくれる抗がん剤のつくり方」を開催する。
がんによる高い死亡率は依然大きな社会問題であり、最近の解析技術の進歩により、がんの原因となる遺伝子の機能の異常が次々に明らかになってきている。しかし、その情報を元にして抗がん剤をはじめとする有効な治療法の樹立に成功した例は、残念ながらまだ多くない。
同セミナーでは、園下氏らが現在取り組んでいる抗がん剤開発の新しい基盤づくりの取り組みについて紹介する。低コスト・短期間の創薬を実現するためにパートナーとして一生懸命働いてくれているのは、なんと「ハエ」。ハエと聞いてあまりいい印象を持たないが、実は、実験動物として100年以上にわたって科学の発展に貢献してきた生き物だという。
基礎医学研究に馴染みのない人も奮って参加し、研究の面白さ、難しさに触れてみては。
参加費は日本クラブ会員10ドル、一般15ドル(軽食、ワイン、ソフトドリンク代含む)。申し込み・問い合わせは日本クラブ(電話:212―581—2223、Eメール:hnaito@nipponclub.org)、担当内藤まで。
日時:10月21日(水)
午後6時半〜8時半
場所:日本クラブ 5Fサクラルーム
145 W 57th St
(bet 6th & 7th Ave)