ニューヨーク市は14日、市内にある地域別の情報をまとめたハブサイト「Neighborhood.com」を開設した。これにより5行政区の約400地域の情報が、1つのウェブサイトにアクセスすることで、簡単に検索できるようになった。
利用者は同サイトにアクセスし、「ベイリッジ」、「アストリア」、「イーストビレッジ」などの地域名を入力すれば、建設許可、道路閉鎖、工事情報、飲食店の衛生検査、警察分署の電話番号や各地域選出の議員の連絡先など、地域ごとの情報を知ることができる。また、地域の住民やビジネスオーナーが、イベントやキャンペーンの情報を掲載することも可能だという。
さらに地域のリーダーとして活動する団体に同サイトの管理に参加してもらうために、非営利団体や公益法人、地域振興団体にコミュニティパートナーへの登録を促している。
同サイトについて、市が主催するビッグアプスコンテストで優勝し、プロジェクトを手掛けたビザリティックス・テクノロジーの最高経営責任者アイリーン・ゲンマ・スミス氏は、「必要な情報や役に立つ情報が誰にでも簡単に検索できるよう開発した。今後は市民からのフィードバックを取り入れていきたい」と述べている。
なお、同サイトは13言語の使用が可能となっており、日本語もある。