TV出演で保険金請求のためと弁解 8歳の甥にハグされ骨折した女性

 抱きつかれ手首を骨折したとして、実の甥を訴え敗訴した女性が15日朝、NBC局朝のトーク番組「トゥデイ」に甥とともに出演した。
 マンハッタン区アッパーイーストサイドの企業で人事部長を務めるジェニファー・コネルさん(54)は、2011年3月18日、コネチカット州ウエストポートに住む甥のショーン・タララくん(12)の8歳の誕生日パーティーに訪れた際、当時体重50ポンド(約22.7キロ)のショーンくんが腕に飛びついてきたため転倒し、手首を骨折したとして、ショーンくんを相手取り同州ブリッジポートの高等裁判所に12万7000ドル(約1500万円)の損害賠償金を求める訴えを起こした。コネルさんは、手首を骨折してから日常生活に不自由が生じたことを主張していた。
 同裁判所の陪審員は13日、わずか25分間の評議の末、コネルさんの訴えを退ける評決を下した。
 同番組でショーンくんは、「叔母は決して僕や家族を傷つけるようなことはしない。叔母が大好きだし、叔母も僕を大切にしてくれている」と、隣に座ったコネルさんを擁護する発言をした。
 一方、冷淡だと世間から非難を浴びていたコネルさんは、「訴訟は保険金請求のためで、仕方なかった」と弁解した。