第40回「スタッドレスタイヤの知識」
昨年は記録的な大雪に見舞われた米国東海岸ですが、最近改めてスタッドレスタイヤに関しての相談が増えてきたので、ここでスタッドレスタイヤの基礎知識をおさらいしましょう。
まず、「スタッドレスタイヤにすると何が変わるの?」という質問ですが、車の制動に変化が現れます。つまり〝止まり〟が良くなります。だからといってスタッドレスタイヤを装着すればそれで大丈夫というわけではありません。運転の仕方で性能が発揮できるか左右されるので、なるべく急停車はやめましょう。
またスタッドレスタイヤに履き替えた際のサマータイヤの保管方法ですが、カバーを被せて直射日光、高温多湿を避けましょう。ホイールを組んでいる場合は空気を抜いて、タイヤ単体の場合は立てて置くのが正しい保管方法です。どれだけ保管方法が良くても経年劣化には敵いません。製造から10年も経ったものは溝があっても要交換です。
第41回「車のローン」
「車のローンは簡単に組めるのでしょうか?」という問い合わせをよく受けます。一般的に、米国の自動車販売店はソーシャルセキュリティーナンバーを基に、クレジットヒストリーのスコア(点数)を調べます。クレジットヒストリーとは、「今までどのくらいの頻度でどのくらいの額を借りて、どのくらいのペースで返済してきたか」などの情報を基に銀行が信用の度合いを数値にして表したものです。お金を借りて、きちんと納期どおりに返済すれば信用が上がり、スコアに反映されます。スコアが良いと金利が安くなります。
日本の金融事情は基本信用がある状態からスタートしますので、返済事故を起こさない限りはヒストリーは問題ありません。しかし、米国では基本信用がない状態でスタートしますので、最初は親などを保証人にして借り入れをし、これをコツコツ返済して信用を積み重ねていかなければいけません。
当然、米国に初めて来たばかりの日本人はクレジットヒストリーはなく、保証人のツテもありませんので、ローンは基本的に組めませんし、もし組めたとしても高い金利であることが一般的です。また、ヒストリーがあっても、銀行により融資条件が細かく設定されており、米国滞在期間なども審査には影響します。
ガリバーでは特別にヒストリーがなくてもローンが組めるよう、AIUグループや銀行と提携しております。ある程度の条件を満たせば低金利でローンを組むことも可能です。
プロフィール
大塚 洋一
2004年に(株)ガリバーインターナショナル入社。対企業向けのコンサルティング営業部スーパーバイザーを経て、06年に直営店舗事業部へ転属。日米で店長を経験し、15年2月より米国代表に(NY店店長兼務)。豊富な知識と丁寧な接客に定評あり。緊急時や時間外も対応で心強い。
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