26日、ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事が、レストランのアウトドアエリアやパティオなどを、犬たちのために提供することを全面的に認める州法を承認したことが分かった。
これまでも一部のレストランのパティオなどが“4本足のトモダチ”のために開放されてきたが、クオモ知事はこれを全面的に州で認めることで、衛生面などにおける規制を整えたい意向だ。引き続き、犬同伴で食事を楽しむ際にはひもでつなぐこと、またレストラン側が犬や動物の同伴を禁止することを選択できることは変わらない。時を同じくして、同様の州法がカリフォルニア、フロリダ、メリーランド州で制定されたという。
クオモ州知事は取材に対し、「人間の友人や家族と同じように犬を愛する、多くのニューヨーカーたちに支持されるだけでなく、レストランを営業する側にとっても、新たなビジネスチャンスを生むことになるはず。これまで曖昧だった衛生に関するガイドラインも整え、人と犬が快適にニューヨークのレストランシーンを楽しむことができるようになる」と述べた。
現在、ニューヨーク市だけでおよそ60万頭以上の犬が飼われているという。