ニューヨーク市の行政総合窓口ダイヤル311が、「騒音を立てる近隣の住人に苦情を言ったところ、それはおばけのせいだと言われた」と訴える内容の相談を過去に受け付けていたことが分かった。ニュースサイトのDNAインフォが伝えている。
そのうちの1件はことしの初めにスタテン島の住民からあった相談で、「アパートの上の部屋から重い物が落ちる音や大きな話し声がするため自分も赤ん坊も眠れない。階上の住人に文句を言うと“それは超常現象だ”と言われた。このアパートにはおばけがいる」という内容だったという。311の記録では、その後警察官が現場のアパートへ向かったが、警察が関わる必要性なし、との判断が下された。
同様の内容の相談は2012年にもあり、「近所の住人の騒音に苦情を申し立てたところ、“大きな音を立てているのはおばけだ”と言われた」というものだった。
こうした内容の相談について、市内で不可思議な現象の研究を行うニューヨーク超常現象調査隊のドミニク・ビレラ氏は、「奇妙な音をおばけのせいにする人はよくいるが、建物が古いため外部や階下の音が共鳴して聞こえる場合がほとんどだ」と説明している。