さまざまな障がいを持った人たちが、それぞれの目標を達成し自己を高め、充実した生活を送るため主要な競技に参加できることを目指すアキレスインターナショナルジャパンのメンバーが、ことしもニューヨークシティマラソンに参加した。
マラソン日和となった1日、故障を抱え途中歩きながら前進するメンバーもいたが、参加した5人の障がい者ランナーと彼らの伴走者ら計13人は全員見事に完走した。
アキレスジャパンのメンバーで同大会への最多出場回数を誇る伊藤敏明さん(57)は、97年の初出場からことしで17回目を迎え「何回出ても毎回違う。毎年元気をもらって、来年もまた来ようと思わされます」と感想を述べた。また伊藤さんの伴走を務めた徳田東子さん(45)は、「あれほどの声援を最後まで受けながら走ることができるのは感動もの」と大会を振り返った。
ニューヨーク在住で、アキレスジャパンに伴走者として参加する長本法子さん(46)は「毎年同大会は伴走をすると決めている」といい、今回が16回目の伴走だったという。
翌日アキレスの日本、モンゴル、ハンガリー支部はともにマンハッタン区ミッドタウンイーストのレストラン、フェニックスガーデンで打ち上げの食事会を開き、大いに盛り上がった。アキレスジャパンのメンバーらは「次回は皆でキューバマラソンに参加しよう」と早くも次の目標に向け乾杯した。
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