1日に行われ、約5万人のランナーが参加したニューヨークシティマラソン。一部の人たちにとってはこのマラソンが忘れられない「出会いの場」ともなっていたようだ。
ニュースサイトのDNAインフォによると、世界最大規模のクラシファイドサイト、クレイグズリストのもう一度会いたい人に「連絡をください」と呼びかける掲示板「Missed Connection(すれ違い)」には、同マラソン終了後に多くの人からのメッセージが投稿されているという。
ある男性ランナーは、ミッドタウンの16マイル地点あたりで“ビビッと強く視線が合った”男性ランナーを探しており、連絡先が聞きたかったがその男性は妻といたのでできなかったため、同掲示板にメッセージを投稿したという。またある女性ランナーは、レース後地下鉄A線西4丁目駅のあたりで出会った英国人のランナーに、「まだニューヨークにいるのであればぜひ一杯飲みに行きましょう」と呼びかけている。
こうした出会いはランナーだけのものではない。ブルックリン区ベイリッジでマラソンコースを車で通行していた男性は、パトロール中の女性警官と目が合い「笑顔で手を振ったら彼女も手を振り返してくれた」として連絡を呼びかけている。
マラソンコースのように、気になるあの人までの道のりも簡単に分かればよいのだが。