23日、ミッドタウンにセルフサービスのコーヒーショップがオープンし、忙しいニューヨーカーに重宝すると話題を集めている。
52丁目のマディソン街近くに開店した「バスラー・コーヒー」は、レジに並ぶ時間を省くため、全てセルフサービスとなっているコーヒー店。ホットコーヒーやアイスコーヒーはバーを引くだけ、またエスプレッソやホットチョコレートはボタン1つでカップに注がれ、近隣のオフィスで働く人など時間のない人も利用しやすいという。
また、牛乳のほかアーモンドミルクやソイミルクを用意するなどミルクの種類も豊富な上、利用客それぞれの好みに合わせられるよう、キャラメルやラベンダー、カルダモンなどのフレーバーシロップも追加でき、セルフサービスとはいえ利用客に幅広い選択肢を与えている。
カップはドリンクの種類によって色分けされているので、精算の際は店員が色を見てタブレットで素早く処理してくれる。
オーナーのジェイミー・ロジャースさんは「カップの色で識別するシステムは、レジで顧客が何を買うか悩み精算に時間がかかることがなくなる」と話しており、この新しいスタイルのコーヒーショップがどれだけニューヨーカーに受け入れられるか、楽しみだ。