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セントラルパークを管理するセントラルパーク自然環境保護団体は昨春、香水メーカーと共同で同公園の名を使った香水の販売を始めたが、販売開始から数週間後に「セントラルパーク」の名称を商標登録している企業から登録商標侵害を主張され、香水の販売を中止していたことが分かった。地元局NY1が報じた。
同団体とイタリアの香水メーカーは、1本140ドル(約1万7200円)の香水「エッセンス・オブ・セントラルパーク」を販売し、その利益を年間6500万ドル(約80億円)の公園管理予算の一部に充てる計画だったが、約10年前に「セントラルパーク」、「セントラルパーク・ウエスト」、「セントラルパーク・サウス」の名称を商標登録した化粧品会社ボンド・ナンバー9から登録商標の侵害を申し立てられたため、商品名を「エッセンス・オブ・ザ・パーク」に変更し、当初の計画を中止した。
クルーズ船内の公園「セントラルパーク」や、女性衣料メーカー「セントラルパーク・ウエスト」、投資顧問会社「セントラルパーク・ファイナンシャル」など、同名称を使用する企業はボンド・ナンバー9に使用料を支払っており、公園自体や市は何の利益も得られないという。
ニューヨーク市の広報担当者によると、全米にはセントラルパークという公園がほかにも存在するため、市は登録商標を行わなかったという。
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