500万円分のチキンウィング窃盗 コックの父子御用


 ニューヨーク州の中央部にある都市シラキュースのレストランから約4万1000ドル(約500万円)分のチキンウィングが盗まれ、このレストランでコックとして働いていた親子が捕まったことが分かった。
 父親のポール・ロジェク(56)と息子のジョシュア・ロジェク(33)は、勤務先のレストランが卸売業者に冷凍チキンウィングを発注し、商品を受け取ると、それらを安価で路上販売していたという。約9カ月にわたり行われたこの犯行について同レストランのオーナーは、「まるでチキンウィングのブラックマーケットだ」とあきれ顔で述べた。
 ポール容疑者は食品関連の犯罪が初犯ではなく、以前に働いていた別のレストランでも数年にわたって計数千ドル分の食品を盗んでいたことが発覚し、重窃盗罪と業務記録の書類偽装罪で起訴されていた。